少し前に読み終えたスペイン男子クラブ初の女性監督
佐伯夕利子さんの著書
その巻末の方に紹介されている
「スポーツ現場におけるハラスメントとの決別宣言」
Jリーグ常任理事を務めていた際に著者がまとめたもの。
心からの賛同を感じながら、私自身内省すること多いのだが、
その文章の中の以下の部分が、
元アスリートとして、スポーツ雑誌や新聞の編集記者として、保護者として
遭遇した様々な出来事への思いを何とも言い表しようのない苦しさに変えて
甦らせる。
『尊厳を冒されてまで耐え抜く先に価値などはない
あなたを丁寧に扱い、尊重し、大切にしてくれる指導者を選んでほしい
蔑み雑に扱われることになれる前に、そこから離れる選択肢があなたにはある
(以下も続き、省略部分あり)』
日本のスポーツ界は徐々にポジティブなものに変化しつつあると感じる。
素晴らしいリーダーと指導者、そしてアスリート達のbefavior と knowledge のおかげで。
ただ、まだまだ多くの現場では、
耐えなければならない現実
選べない現実
離れられない現実
の中でもがいたり、諦めたり、それに沿うことで生き延びざるを得ない
アスリートと保護者が多くいる。
さて、私に何ができる?
誰からも頼まれたわけではないけれど
心が折れては回復してを繰り返してはいるのだけれど、
出来得ることに取り組み続けるしかなす術はない。
明日、今年3回目になるあるイベントの告知をスタートする。
そこに集まる方々と、選べるポジティブな育成環境の未来を語り合いたいものだ。