陸上競技やり投げでパリオリンピック金メダル候補と呼び声の高い北口 榛花(きたぐち はるか)さん。
彼女がやり投げを始めるまで、水泳競技とバドミントンを並行して行っていたことは有名な話。
また、現在やり投げ強豪国チェコでトレーニングを積んでいることも広く知られていることだ。
チェコでのトレーニングは、槍を投げる練習ばかりではなく、やり投げ以外の陸上競技種目を行ったり、
からだの動きを創るさまざまな要素のトレーニングを行ったりしたうえで、
それらに取り組んだ ボディバランス や 神経系の連動を やり投げのフォーム構築に向けて
活かし統合していく方法。
同じ筋肉や同じ動作を続けることからくる 疲労の蓄積 オーバーワークによる筋出力の低下
ケガや故障 を未然に防ぐことにもつながっている。
これは、どんな競技にでも大切なことだと思う。
特に、成長期のジュニアアスリートさんには、ぜひとも、 完全休養日と、競技種目特有のスキル練習だけでなく、
スキル構築にもつながっていく、様々なベースとなる運動能力 “アビリティ”の向上を目指して、
たくさんの遊びやアクティビティの時間を提供してあげてほ欲しい。
大分市にも、大分雄城台高校を活動拠点とする「アクアホップ」という
小学生を対象としたアクティビティ集団がある。
タグラグビー、サッカー、鬼ごっこ、ドッジボール、水泳、時々野球など、1日にたくさんの種目が
体験できる団体として好評で、現在も活動が続いている。
まだまだこれから様々な要素が成長していく子どもたちの能力を限定的に使うのではなく、
のびのびとたくさんの要素を引き出し、選べる未来のベースを創っていきたいものだ。