大分市緑が丘の焼き杉に囲まれたコンディショニングスタジオ。大分市街地かから車で30分。さまざまな競技のジュニアアスリート(小学生~高校生)の競技動作動づくりや、社会人の姿勢改善と日常動作改善をサポート。スタジオを拠点としたスポーツ、カルチャーイベントも開催からだの動きLABO

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2024/11/07
順天堂大学 女性スポーツ研究センター主催
「女性リーダーアカデミー2024」は、
10月29日から3日間の日程で、軽井沢プリンスホテルで行われました。

同アカデミーは、リーダー・コーチを目指す女性のために、
科学的根拠に基づいたコーチ教育とトレーニングを提供し、
キャリア形成をサポートするネットワーク構築の機会を設け、
様々な分野のメンター的人材と面識を得られる機会が提供される
女性スポーツに特化した、国内では唯一無二のアカデミックな場です。

私がこの会に参加するきっかけを頂いたのは、
からだの動きLABOのコンディショニングには欠かせない
スポーツ栄養分野でお世話になっている公認スポーツ栄養士さんから。
情報を知り、早速申し込みました。

3日間で、「コーチのためのモチベーション戦略」「スポーツとジェンダー」
「リーダーシップとコラボレーション」など、
15の講義を受講しましたが、どの講義も非常に興味深く、
指導対象となるアスリートのために重要な内容ばかりでした。

順天堂大学スポーツ健康科学研究科大学院特任教授・小笠原悦子さんをはじめ、
オリンピアンの山口香さん(筑波大学教授)、田中ウルヴェ京さん(慶應義塾大学特任准教授)、
国内女性スポーツに関する研究者や、海外の女性スポーツ組織で活躍する指導者や研究者
多彩な講師陣との生の交流は、今後の活動に良い刺激となりました。

参加者は30人。私たちはこのアカデミーの10期生として、
女性リーダーネットワークの一員となりました。
この経験を、大分の子どもたちに具体的に還元していくこと、
それが私の今後の楽しみになりました。

たくさんの学びの中で、一つ、印象深く私を迎えてくれた言葉があります。
国際女性ワーキンググループIWG事務局長のリサ・オキーフさんの
「知識はシェアすることで財産となる」という言葉です。
この言葉とほぼ同じ言葉に、私は今年7月千葉で出会っていました。
スペインのプロサッカークラブビジャレアルの講演会に参加した際に、
同チームの元レディーストップチーム監督(現在・フィットボールマネジメント部所属)
佐伯夕利子さんが伝えてくれた言葉でした。

寛容でいて、未来を見据える強い意志と、実際の行動力が感じられるこの言葉を
二人の女性から聞いたことも、私にとっては大変意義深い出来事になりました。

さて、この度、一般社団法人大分スポーツサロン Aーブリッジ を設立します。
この会を通して、大分のスポーツに頑張る子どもたちと、それを支える大人や企業とを繋ぎ、
スポーツにより楽しく関われる環境作りを目指していきたいと考えています。

女性リーダーアカデミー修了生として、胸を張って、この活動に取り組んでいきます。




2024/11/05
 
 10月29~31日の三日間、順天堂大学 女性スポーツ研究センター主催の
 女性リーダーアカデミー に、参加した。

 目的は、女性スポーツの環境が、トップアスリートを育てる現場や
 海外では今、どのようになっているのかを知ることであり、
 地方に住む私が、地方の特性を見極めつつ、どんな環境作りに貢献できるのか?
 を見つけるためだった。

 からだの動きLABOに訪れる女子のジュニアアスリートさんたちの中には、
 中学生になってっも男子と同じチームでプレーしなければならない地域に住む
 ケースがある。

 女子チームが存在していても、ほとんどのケースで指導者は男性が多く、
 配慮するべき身体機能の変化や陥りやすいパフォーマンスのブレーキに、
 選手自身も気が付かないまま、競技生活を終えることも少なくない。

 とはいえ、望ましい環境を整備するためには、
 女性指導者が存在するための社会的背景の整備や資金源の確保、
 人材の育成と確保など、取り組まなければならないことが山積みな状況。

 スポーツに携わる女性一人一人が、活躍の場を自ら広げて、
 横のつながりをつくり、大きなうねりを起こすしかない。

 そんなこんなで、とにかく学ぶのだ!と、学びの門を叩いた。
                  その2へつづく

2024/09/22

 からだの動きLABOで開催する講習会やクリニックの中で、

Jr.アスリートである子どもたちが日々疲れを感じているー

という話題が出てくることがあります。

ある講演会では、講師に子ども本人から

「いつも疲れているのですがどうしたらいいですか?」

という質問が出ました。

答えは、練習の休養日の確保や、

睡眠時間をいかに確保するかと言った内容でしたが、
(※睡眠時間の確保については、以前ここで紹介した
“タイムサークル”の内容を参考にしてください)

公認スポーツ栄養士さんからは、

「貧血の検査をしてみたらどうでしょうか?」

というアドバイスを頂きました。

以前、からだの動きLABOでコンディショニングに取り組んでいた

サッカーのJr.アスリートさんが、成長期とともに重度の貧血になり、

栄養士さんからの栄養指導と、重心改善とともに、

踵への負担を軽減する動作改善も取り組んだことがありました。

貧血状態や疲労がたまっているとき、

重心が踵に偏り、貧血が進んでしまうことはよくあります。

保護者が病院での貧血検査を受けるという行動を起こして、

公認スポーツ栄養士とコンディショナーのサポートを受けることで、

徐々に体力も回復し、走れるようになりましたが、

原因を見逃していたら、

その選手は“思うように動けない不甲斐ない自分という思い”と

向き合い続けなければならなかったかもしれません。

子どもたちは不調を感じているけれども、

試合に出たいから、

周りの人に心配をかけるから、

チームのために休めないから、と、

なかなか言い出せない、子どもは大人の想像より多いのだと思います。

そこで、12月14日(土)18:00~

Jr.アスリートのらめの「疲れを見抜き改善する方法」講座を開催します。

講師は、KAGO食スポーツ取締役 公認スポーツ栄養士の長島未央子先生。



多くの部活生やクラブチームに所属するJr.アスリートの栄養指導や

貧血などの調査研究に携わっています。

 お子さんが、快活にスポーツに取り組めるためのサポートとして、

 ぜひ、親子でご参加ください!



2024/09/10
 
8月12日に大分市で開催されたUEFA公認A級ライセンス指導者
「中野吉之伴サッカークリニック&ポイント解説講座」には続きがあった。

 翌8月13、14の両日、中津市のサッカークラブ 『FCジュニオール』
が主催した講演会とクリニックがそれ。
 13日に、50人強の参加者を集めた「中野吉之伴&池上正スペシャル対談」、
14日には、指導者向けのクリニックが開催された。

 講演会には、
FCジュニオールのジュニアユースの選手、
ジュニアとジュニアユースの保護者、
同チームの指導者及び、外部の指導者が参加。
 「子供たちの成長を促す声掛けの力」を大きなテーマに対談形式の講演が
行われた。
 同チームの浦本雅志監督によると、「この講演会に子どもたちも
参加したことで、おもしろい現象が起きた」とのこと。
○口出し過ぎ?それともサポート不足?~親の関わり方のジレンマ~
○親が変わると、子どおが変わる!~成功体験から学ぶ~
○指導者と保護者の連携で、より良いチーム作りを
などのテーマごとに、中野氏や池上氏が、当事者である子どもたちに
「どう思っているの?」と問いかけながら話が進行していった。
 
 例えば、○口出し過ぎ?サポート不足? のテーマでは、
「どんな口出しが嫌なの?」と子どもたちに質問。
グループディスカッションで出てきた意見を代表者が発表した。
「試合中や試合後の車の中で保護者から言われること全般が嫌」
という気持ちが、保護者に直接届けられた。
日常ではなかなか聞けない本音の気持ちを知ることで、

「だったら、大人はどうする?」のスタート地点が見えてきたという。


 「子どもたちは、負けたくて負けているわけではないし、
失敗したくて失敗しているわけでもない。
子どもたちはいつも一生懸命やっている」と中野氏。

 一方、保護者の方も「過干渉でない方が良いとは判っていても、
なかなか自分が受けてきた教育の考え方が抜けない」
などの悩みを本音で語ったそうだ。

 2日目のクリニックのテーマは、大分会場と同じ
「認知・判断・コミュニケーション」
 参加する子どもたちの認知行動や判断場面を必然的に設定し、
意図的にエラー場面をコントロールしながら、
その場面場面に合った適切な言葉で解決の糸口を提供していく。
レベルの高い中野氏のオーガナイズを毎年学ぶことが、
より良いチームづくりに欠かせないと浦本監督。

 ◇保護者と指導者が、子どもたちの成長をサポートするための知識とスキルを習得する。
 ◇子どもたちの自主性と自信を育むための具体的な方法を学ぶ
 ◇保護者と指導者が協力し、より良いチームづくりを進める

 今回同チームが掲げたクリニック及び講演会の狙いは以上の3つ。

 大分会場も中津会場も、毎年の積み重ねがやがてスポーツを通した人材育成、
そして社会環境に繋がると信じる。

 今夏の中野吉之伴ゼミIN 大分&中津 は、それぞれに、
 子どもたちの成長のためのサポートを考える良い機会になったと思う。


 


2024/09/03
 
  台風に翻弄された1週間が過ぎた。
 雨が上がると、庭のあちらこちらに黄色い花が咲いた。
 花の名前はわからないけれど、
 なんだかほっとしている。

  中野吉之伴サッカークリニックから
 あっという間に3週間が経った。ご本人の中野さんも
 日本での指導&講演行脚と、
 ドイツ・オランダの視察ツアーが終了し、
 日常に戻られたご様子。

  私は、すでに来年の夏に向けての構想、妄想?を
 頭の中で巡らせている。

  さて、本題。クリニック開催の前に、
 知り合いのサッカー指導者さん達に、クリニックに参加したという仮定で
 どんなことを知りたいか尋ねてみていた。

  返信を頂いた中にこんな内容があった。
 「日本は、技術→認知→判断で指導すると言われていて、
 ドイツや欧州のサッカーはその逆と言われています。
 全く足元の技術がない中で、判断、認知が正しくても
 サッカーにならない場合は、育成年代は 面白くないと思うんですが、
 そこを子どもたちにどうやって伝えているのでしょうか?」

  中野さんがよくお話されるのは、
 “サッカーは仲間との関わりの中でやるもの”であるという大前提。
 当たり前のことなのだけれど、その前提がある中で、
 日々の活動があるのとないのとでは、大きく違うということだ。

  自分と仲間との間で、どんな選択をするのか?を
 ちょっとずつ違うシチュエーションの中で繰り返し体験するすることが大切で、
 指導者は、そのシチュエーションが生まれる練習内容を創造して、
 選手が自ら、見つけて、感じて、やるべきことを考えるように
 促すオーガナイスが行う。
  選手は、言われたことをやるだけでなく、周りをよく見て、考えて、
 自ら判断したやるべきことのために必要な技術を必然的に獲得する。
  そんな循環が、中野吉之伴さんのクリニックの内容でもあった。
 
  一方で、いつ来るともわからないシチュエーションのために、
 技術という引き出しをたくさんつくり、
 ようやくやってきたシチュエーションに合わせて、その引き出しから 
 対応する技術を出して使うとする。
  長い年月をかけて経験を積めば、それはそれでよいかもしれないけれど、

 両者の方法の間には、瞬間の判断の行程に、圧倒的なタイムラグが生じる。

  だからこそ、ドイツでは、全国的なコーチ会議で、フニーニョの取り組み方が再構築され、
 みんなでやるサッカー以外の自由な時間が、
 みんなで集まってサッカーをする時間に還元される。
 

  今回のポイント解説講座の中で、中野さんは、

 知り合いの元ドイツ代表選手が、ブンデスリーガの下部組織でプレーしている

 息子さんの試合を見に行って、監督から『フォワードだから、ボールを受けたら
 止めて、味方におとして前に出ていけ』と指示され、何度もその指示を成功させた
 息子さんに『今日の試合はひどかった』と伝えたというエピソードを紹介していた。

  「フォワードなのに、後ろで何が起きているのかを見もせず、

 ボールをおとしてプレーした息子さんの状況判断に対して、

 試合の中では、状況を感じること、かぐことをしないと判断は積み重なっていかない

 と話した」そうだ。

  技術は、状況の中から生み出される。そして、一緒に育っていく。
  

  
 

  

 
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