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2024/08/25


あの日から、早くも二週間がたとうとしている。

参加してくれたプレーヤーの子どもたちと

ドイツサッカー協会公認A級ライセンス指導者の中野吉之伴さんの

活き活きとしたセッション。

これは、3年前、初めて中野さんが大分でのサッカークリニックに

来県してくださったときにも使った表現なのだけど、

サッカーというスポーツへの理解を深めながら、

初対面という状況をすぐに飛び越えて繰り広げられるコーチングの風景の中には

プレーヤーの楽しそうで真剣な表情と、

え!?どういうこと?という試行錯誤の表情、

ああ!!そういうことね!というひらめきの表情だった。

そして、そんなコーチングの風景を根底で支えていたのは、

“エラーが起きるのは当たり前”とする前提とオーガナイズ。

たくさんの小さなエラーのおかげで起こる小さな学びの積み重ねが、

ドイツ仕込みの質の高いトレーニングの中で繰り広げられた。



“安心してエラーができる環境”というのは、ありそうで、なかなか存在しない。

チームの指導者の数人ができたとしても全体で徹底していくには、

指導者の学びの環境にも同様に現場に立ちながら

エラーを安心して改善していける環境が必要だからだ。

日本人は、そこを苦手とする傾向がある。

ドイツをはじめヨーロッパとの社会的、教育的環境の積み重ねの違いが

育成期のフィールドの上に、未だ残っている。

子どもたちの順応は早い。

中野さんのような指導者との出会い一つで、感じた、気づいたことが、、

きっとその子たちの周りにも波及していくと、どこか確信している。

2024/07/30
ビジャレアルCFは、スペインバレンシア州カステリョン県ヴィラ=レアルに

本拠地を置く、プロリーグ1部に所属するサッカーチーム。

ヴィラ=レアルの面積は約55.1㎞²。日本の三宅島の大きさに近い。

人口約5万人の都市で、産業の中心はオレンジ栽培だが、

人口の半分を収容できるスタジアム 

エスタディオ・デ・ラ・セラミカを中心としたスポーツの街でもあるそうだ。

人口規模や産業基盤は決して大きくはないが、このチームが目指し、

実戦を積み重ねてきた選手育成のメソッドが、今、競技種目の枠を超えて、

一つの教本のような存在として注目を集めている。



7月20日、千葉県流山市にある江戸川大学駒木キャンパスで行われた

「スペイン ビジャレアルCF育成コーチによる特別講演」もその一つ。

“10年後の選手の姿に責任を持つ”ことが指導者の責任 というクラブ全体の共通認識の基、

“どのような選手を育てたいのか?”その具体的なゴールを目指すために必要な

組織のありようや、人的環境を含めたクラブ環境の整備を推し進めてきたビジャレアル。

同クラブのメソッドダイレクターで、U-6サイコモーター責任者のマリアン・ベラさんと

現在、同チームフットボールマネジメント部所属で、RFEF公認S級ライセンス指導者の

佐伯夕利子さんのお話は、

スポーツが、人として成長する人格形成という大切な過程を担うものであり、

その中で指導者は、選手に多大な影響をもたらす“意志を持つ環境”であることの意味を

改めて問われる、貴重な内容だった。



当日、全国から集まった指導者は、バスケットボールやサッカーだけではなく、

ラグビーや野球など、多種目に及んだ。

「どんな選手を育てたいのか?」この命題に、スポーツ種目を隔てる要素はない。




2024/07/18
少しお待たせしてしまいました。

前回予告していた通り、

成長期の男子が猫背に見えやすい、猫背になり易い理由をお伝えします。

“猫背”もいろいろな種類がありますが、

今回は背中が丸くなる“円背”にフォーカスした話です。

女性の骨盤は広く、男性の骨盤はそれに比べて狭いーということは

ご存知かと思います。

では、成長期、どのあたりでその違いが出来てくるのかというと、

小学校の中学年ごろから徐々に発育が違ってくるようです。

女子の場合、骨盤の発育が
腕や脚の長い骨(大腿骨、脛骨、上腕骨など)の発育よりも良い
傾向があるそうです。

一方、男子は、もちろん骨盤も発育するのですが、
骨盤よりも腕や脚の骨の発育が著しいということがわかっています。


骨盤を植木鉢と例えましょう。

女子の植木鉢は大きく、その鉢に植えられた植物は徐々に伸びて
育っていきます。

男子の植木鉢は小さく、植えられた植物はぐんぐん伸びて育って
いきます。

男子が急激に身長が伸びた場合、筋肉の質や強さがそのサイズに
見合うものになるまでは、
姿勢やたたずまいが、なんだかぐにゃぐにゃして見えます。

小さい時は足が速かった子がだんだんとスピードがなくなってしまうのも
この時と重なることが多いようです。


この様な成長期にスポーツをする子どもたち。

大人は、そんな風に変化する中で子どもたちはいつも
その子の、その時のからだの状態や状況なりに
真剣に取り組んでいることを知りながら

長い目でその成長や上達を応援、サポートしていけたらいいなあと
考えています。



2024/07/16
成長期、保護者が気になることの一つに

お子さんの『姿勢』があると思います。

“猫背”はその代表。

「スマホばっかり見て姿勢が悪い」
「学校の荷物が毎日重くて背中が曲がっている」
「喫が付くと背中が丸くなっていてかっこ悪い」

というお話をよく耳にします。

この話の結論から言いますと、

スポーツをするお子さんにとって、どんな種目であれ、

姿勢はとても重要な要素です。

レベルの高いアスリートほど体を動かすための姿勢は良いし、

そのよい姿勢をベースに、競技種目に特化した筋肉がついています。

前回ご紹介した「睡眠時間を確保する」サポート方法と同様に、

お子さんに「姿勢をよくしなさいよ」
「背中を伸ばしなさい」「ちゃんと姿勢よくしておくんだよ」

と、何度唱えたとしても、残念ながらそれは有効な手段ではないようです。


一つの方法はやはり“可視化する”ということになります。

抜き打ちで写真を撮るというようなことではなく、

トップアスリートの写真とお子さんの写真を並べて違いを見てみることや、

研究機関や企業が開発してるAI姿勢診断を活用するなどして、

本人に自分の現況を把握、自覚してもらったうえで、

対策を講じる方が“自分事”として取り組みやすくなります。

8月4日(日)大分市のヒマラヤスポーツ&アウトドアコムボックスさんで、
AI姿勢診断シセイカルテの体験会を行います。

お子さんの現状を知るためにぜひ、
東京大学の研究チームが開発に関わっているシセイカルテを体験にお越し下さい。

この姿勢に関しては、実は、
成長期の男子が猫背に見える、猫背になったと誤解されやすい という特徴を持つことも
知っておいていただきたいので、次回もこのお話を続けます。


2024/07/10



これからご紹介する「タイムサークル」は、

お仕事、子育てなどと同様に、自転車レースやトライアスロン、
お子さんたちのスポーツチャレンジも大切に生活しているご夫婦から
伝授していただいた方法です。

夏休みの前などに、一日のスケジュール表を作ることがありますよね。

左から右に朝から夜までの時間があって、そこに朝6時のところに
『起床』など、書き込むあれです。

書いてみて何日かは続くものの、「まあ目安だから」と、
だんだんなし崩しになっていた幼少時代を懐かしく思い出します。

「タイムサークル」はと言いますと、

 まず、360度の円を24時間にします。

 そして、時刻は書き込まずに、一日にやっていること、
るまり、『出来事』とその出来事に費やしている『時間』を
円グラフのように書き込みます。

 例えば、  学校 : 7時間   家出の食事 : 1時間
      携帯(ゲームやネットサーフィンを含む) : 2時間
      スポーツ(自主練習も含む) : 2.5時間
 のような感じで書き込んでいきます。

 
 そうすると、何がわかってくるかというと、

 今の自分の日常時間を何に多く割いているのか?が可視化できます。

 そして、

 その割いている時間は 自分が大切にしているから割いているのか?
 それとも何となくなのに、思った以上に時間を割いているのか?
 
 など、改めて検討しなおすきっかけが生まれます。

 成長期にスポーツをするお子さんにとって、睡眠はとても大事です。
 小学生では、9~11時間  中学生では8~10時間  高校生でも7~9時間
 必要だというデータもあります。
 その上、成長期の変化は個々に違い、必要な睡眠時間も人それぞれです。

 身長だけでなく、内臓の充実、自律神経の正常な活動。
 タイムサークルを書いてみると、学校で過ごす時間が思った以上に生活を
 つまりは人生の時間を占めていることが見えてきます。
 その時間を快活に、ある意味有効に過ごすためにも睡眠が大切であることが
 二次的に見えてきます。

 もうすぐ夏休みですね。
 家族全員、一緒にそれぞれのタイムサークルを作って、見せ合って、
 今、家族それぞれが大切にしている時間はなにか?
 見直す時間はなにか?
 など、話してみるのはいかがでしょうか?

 かくいう、私自身は、優等生母ではありませんでした。
 なので、失敗と反省からたどり着いたのが「タイムサークル」ということになります。

 ただ、具体的には、書きませんが、他者からの冷たい視線に耐えながら(笑)
 子どもたちの睡眠確保のために続けていたことはあります。

 それで、我が子たちがサッカーのスーパースターになったわけではありません。
 今のところ3人ともスポーツが大好きで、仕事の合間に続けています。
 
 
 
 



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