大分市緑が丘の焼き杉に囲まれたコンディショニングスタジオ。大分市街地かから車で30分。さまざまな競技のジュニアアスリート(小学生~高校生)の競技動作動づくりや、社会人の姿勢改善と日常動作改善をサポート。スタジオを拠点としたスポーツ、カルチャーイベントも開催からだの動きLABO

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2026/10/08
日本発育発達学会の会員になっているので、

「こどもと発育発達」というさまざまな研究論文や特集記事が掲載された
機関誌を送っていただけます。

毎回、とても興味深い内容ばかりで、有難い学びの機会です。

今回の豆知識はその内容から少しお伝えします。

少し前の情報ですが、保護者の皆さんにとっても
興味深いのではないでしょうか?

ある調査研究によると、

「体力が向上すると、教科学習の成績も向上する傾向が確認された」

のだそうです。

この研究での体力の指標は、Vo2max(最大酸素摂取量:運動中の体が
1分間に取り込み消費できる酸素の最大量)とされています。

個人の最大酸素摂取量を上げると、
それぞれの成績がどのように変化するかを追跡調査したところ、

得意教科ではあまり変化がなかったものの、

苦手教科の成績が上がる傾向がデーターに表れたそうです。

その研究では、国語と数学の成績アップが顕著だったとのこと。

また、脳そのものの組織と運動の関係性についての研究も発表されています。

Vo2max が高い人ほど、大脳皮質の厚みがあるのだそうです。
特に、前頭葉、側頭葉、帯状回皮質など、意思決定や感情制御、
記憶に関わる領域の皮質の厚みが保たれている傾向にあるとのこと。

こうしたことから、学校での運動部活動や、地域のクラブ活動を通した
運動習慣、スポーツ参加が、教科成績にも良い影響を与えるのではないか?

と、それぞれの論文の中で、一つの側面として発表されています。

特に10歳までの運動経験の影響が大きいとする研究者もおり、
子どもの頃に積み上げた運動の効果は、
大人になっても持続すると発表されています。

こうした研究を参考にしてみると、運動経験や外で体を動かす遊びを
たくさん経験する機会を創ることも、脳の発達へのサポートになるようですね。







2026/10/01
先日、数名の指導者と
指導内容の割合として大切にしていること、
「スキルが何割で、メンタルが何割か?」
という会話になりました。

私は、
「姿勢や動作分析をしているから、
 スキルが4割で、メンタル6割で指導しているかも」
と言ってしまいました。
そう、言ってしまいました💦

言ってしまった直後から今日まで、あの発言を撤回したい!と
気持ちがざわついていたので、
今回は、その話を書かせていただきます。

結論からお伝えすると、
スキルとメンタルを割合で表すことは不可能に近いと考えます。

選手それぞれの、その時の状況によって、
さまざまな要素が影響し合い、バランスをとっているからです。

メンタルの要素を調べてみると

✅不安や緊張
✅集中力
✅気分状態
✅メンタル疲労
✅自信
✅マインドフルネス

などが出てきます。

「不安や緊張」の中には、失敗によるトラウマやチームメイトとの
関係に由来する不安など競技以外での経験もあるかもしれません。

一方で、スキルはメンタルの強い味方になります。
スキルが向上すれば自信もついてくるでしょうし、
適度な緊張は、選手の動きをパワーアップすることもあります。

「メンタルを指導で鍛える」と捉えるのか?
「競技を通してメンタルが鍛えられる」と捉えるのか?
「スキルを指導してメンタルを助ける」と捉えるのか?
(まだまだ無限に考え方はあるのだと思いますが)

どの捉え方で選手をサポートしていくのかも、
選手の個性や状況や目標、目的によって変化していくものだ

というのが私の今のところの結論です。




2026/09/24
 「以前は足が速かったけど、どんどんほかの子に追い越されるようになった」
 「小学生の時にはボールを投げるのが上手かったけど、最近フォームがおかしい」

 こんな相談を多く受けます。
 
 こうしたことは成長期に当たり前に起こることなのですが、
 他者との比較が始まり、“学年”という評価の物差しも加わると、
 本人または、保護者の心中は穏やかでいられなくなります。

 整理してみると

 成長期の子どもは、

 ✅身長が急に伸びる
 ✅手足が先に長くなる
 ✅筋肉や県、骨の成長速度がそれぞれ違う
 ✅神経系が新しい身体の大きさに合わせて動きを調整する

 など、個々さまざまに特徴を持った変化が起こります。
 こういう時期のことを「運動の一時的非効率期」と表現するのだそうです。

 野球を例に挙げると、
 身長が急に伸びた ➡ 腕や脚も長くなった 
 ➡身長が伸びるまでと同じ感覚ではコントロールが上手くいかない

 厄介なのは、この変化の差の大きさや、時期が人それぞれ違っているので、
 指導者に「技術が落ちた」と評価されることです。

 このような変化は、必ずしも
 「技術が落ちた」り
 「やる気がなくなった」
 わけではないのですが、
 ちょうど同時期に、体の変化や動きが安定して、神経系も調整が完了した
 他の選手と比べられてしまうと、間違った評価に繋がりがちなのです。

 女子選手は特に、整理が始まって体に脂肪がつきやすくなる時期に
 ボディイメージががらりと変わることがあります。

 それまでの動かしやすかったからだのイメージから離れ、
 変化した身体をコントロールできるようになるには、
 一時的に能力が失われたように見えますが、
 実は、新しい体に合わせて、動きを学びなおしている時期です。

 以前、からだの動きLABOに来ていた水泳の選手も、
 その時に一番の目標にしていた大会に出場するため、
 標準記録突破を目指して練習に励んでいましたが、
 まさに、この一時的非効率期が重なってしまいました。

 こういったことが起こることの説明もしていたのですが、
 ご両親の落胆がとても大きかった。
 
 ところが、学年が進み、その後は、
 全国レベルの目標の試合への出場も果たし、
 競技人生の歩みを進めているそうです。

 一時的非効率期のことを知っていようがいまいが、
 上手くいかないときには悩んでしまうのでしょうが、
 落胆の度合いと内容は違ってくるのではないでしょうか?

 「子どもの身体は、成長することを最優先にする」
 
 お子さんの今をそんな目線で見てみてください。
 

 

 
 

2026/09/17
 

プレーヤーファーストで選手をサポートする際、

「どう考えても、自分の専門分野と異なる知見の専門的なアドバイスが、選手の成長に必要だ」

そう判断するとき、からだの動きLABOでは、
分野の異なる専門家とタッグを組みます。

選手をよく観察していると、
同じように、からだを整えるにしても、
異なった手法、異なった方向からのアプローチや刺激が
今の選手には必要だと感じることがあるからです。

フィジカルコンディショニングも
  •  パワーなどの身体の能力
  •  モビリティや姿勢などの身体の動き
  •  筋肉や骨そのもののコンディション
  •  リカバリー要素
  •  体組成やエネルギーに関わる栄養分野
  •  メンタルや神経系
 などなど、多岐にわたります。

 全体的に学び続けていたとしても、
 選手生命の“今”をしっかりサポートするには、
 更に一つの分野に長けた方々と繋がり、
 そのサポートを提供できる準備をしています。

 先日参加した日本んスポーツ協会主催の
『スポーツサイエンスカフェ』の中でも、

 指導者は、
   (選手の変化などに)気づき
   (選手本人に)聴き
   (対策や玄奘分析などを)伝え
   (専門家に)繋ぐ
 アクションをいつでも準備しておくといいのではないか
 とのお話がありました。

そんな目線で、保護者の皆さんも、たくさんの専門家と
繋がれるといいなあと思います。
 
 

2026/09/09
 
 小中学生を対象とした体幹トレーニングを実施するチームや

 トレーニング施設が増えてきました。

 からだの動きLABOにコンディショニングに来る小中学生も

 そうしたトレーニングの成果もあって
 
 AI姿勢分析の結果が良い子も出てきました。

 気を付けたいのは、軸が真ん中に揃っているからと言って、

 からだの状況が良好とは限らないという点です。

 先日、腿裏の筋肉の違和感と痛みを訴えてきてくださった中学生。

 AI姿勢分析の結果では、左右、前後ともほとんど、軸が整っていましたが、

 背骨周辺の筋肉が硬くなり、呼吸時に背中の動きが十分出ませんでした。

 また、腹圧も弱いという分析結果。

 お話を聴くと、試合中に過呼吸になったとのこと。

 体幹トレーニングの際に代償動作を行っていたのかもしれません。

 腹圧は、本来、赤ちゃんでも無意識にコントロールできるものですが、

 生活動作習慣や生活環境でそのコントロールの状況は変わります。

 日本人の子どもたちが学校で座っている時間を概算すると、以下のような
 計算になるそうです。(日本ホリスティックコンディショニング協会提供)

 

 【前提条件】

  1日の授業時間:小中高の授業時間は1日 約6時間(休み時間を除く)。

  年間の登校日数:約200日(長期休暇を除いた平均的な日数)。

 

 学校生活の年数:小学校(6年間)  中学校(3年間)高校(3年間)

                          合計12年間

 【計算】

   年間の座る時間:6時間 × 200日 = 1,200時間

   12年間の合計:1,200時間 × 12年 = 14,400時間

 

 【比較】

   これは 600日(約1年8ヶ月) ずっと座り続けるのと同じ時間!

   1日8時間労働の会社員(年間250日勤務)が働く時間で換算すると 約7.2年分 に相当。

 

 【結論】

   日本の子どもは、一生(小中高)で 約14,400時間 も
   学校で座って過ごしていることになる

 腹圧をコントロールしないで体幹トレーニングを行うと、
 他の筋肉(背中や前腿など)で代償動作をしてしまい、
 痛みや体の違和感などに繋がります。

 体幹トレーニングをするのにも、そのためのフィジカルコンディショニングが
 必要ですね。

 ※代償動作とは
  本来働くべき筋肉や関節を上手く動かせない際に、別の筋肉や部位が
  代わりに補って動く動作のこと

 からだの動きLABO 

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